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第6回もりの学舎ようちえん実施しました

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3月7日2019年度もりの学舎ようちえんの第6回を開催しました。
※もりの学舎ようちえんは「愛知県環境局環境活動推進課」主催事業です。

いよいよ最終回、みんな揃ってたのしい時間を過ごしたいと願っていましたが、コロナウイルス感染防止対策としてもりの学舎が臨時休館になる緊急対応下での開催となりました。みんなの健康と安全を守るために完全屋外プログラムで実施することとなり、残念ながらBコースは雨天中止の判断となりました。

Aコースは快晴の空の下、13組の親子さんがもりの学舎ふれあいテラスにきてくれました。
どうぶつの顔マスクをつけたインタープリターたちに出迎えられてみんな笑顔でもりの学舎ようちえんがはじまります。

最終回にすることは、思い出の森のお散歩と秘密基地づくりです。
まずはもりの学舎ようちえんのお約束、森に行くときに気をつけることをみんなに聞いてみると、 「スズメバチでしょ!」「ウルシ!」とすぐのお返事。
かけ声でぴたっととまる練習をして、ウルシの芽吹きもいっしょに確認。
危険生物への対処法もばっちりで、もうみんな森遊びの達人です。

もりのおもいでさんぽに出発します。まずはもりの学舎の裏の森へ。
5月にはじめて来た時はいろいろさわってみる遊びをここでしました。
9月は栗のイガがたくさん落ちてたね、とお話しながら歩きます。
3月の森はどんな感じ?不思議な木の実や化石みたいな葉っぱなど、一歩進むたびにどんどん発見しては周りと共有してたのしむみんな。
長い坂歩きもなんのその!本当にたくましくなったね。

坂をのぼりきると現れるのはまあるい光小屋。
ここからさらに進むと11月の木の実の森と1月に探検した秘密の森にたどり着きます。
回を重ねるごとにみんなのなかの森の地図が広がるように体験してきました。
光小屋でみつけたハートの葉っぱ、酸っぱかったシャシャンボの実、それぞれの思い出を教えてくれました。

今回は森に続く園路は行かず、もりの学舎へ続く階段をおりていきます。
再びたどりついた広場でしたが、みんなすぐさまなにか探し始めました。
7月の広場の草地には小さなバッタたちがたくさんいたこと、池には仕掛けをいれたけれどあんまりお魚がはいってくれなかったこと、お話してくれました。
最初のころは昆虫が苦手だったり怖くて泣いてしまった子も、今では恐がらなくなったり、興味を持ったり、触れるようになったりしました。

森でたくさんのことを体験してきたみんなはもういろんなことして遊べるね!
最後は 入ったことのない水辺のトレイルからつながる森に秘密基地をつくって遊ぼう!
鍵を開けてトレイルに入り、特別に架けた森への橋を渡って行きます。

全員森の中に入ったら、あとは遊ぶだけ!さぁ!思いっきり遊ぶぞー!!

まずみんながまっさきに向かった先はツリーハウス。
秘密基地の森を一望できるように、インタープリターたちが範囲のいちばん高い場所にある木につくっておいたものです。
眺めを確認したり、みんなで並んで座ってみたり、慎重に梯子を上り下りしたり、いろんなからだやこころの動きがうまれていました。

ツリーハウスから見下ろした森のまんなかあたりでインタープリターたちが何かをつくりはじめます。
木に養生布を巻いて、ロープをくくりつけて、そうしてあらわれたのはハンモックです。
ゆらゆら揺らしてもらったり、のんびり空をながめたり、まるで森に包まれているかのような、のんびり気持ちのよい空間がうまれていました。

ハンモックがゆらめくそのさらに向こう側では基地づくりがはじまっています。
なにもないところからはじまって、枝や竹を立てたり、紐を結んだり、布をかぶせてみたり。
最初はツリーハウスやハンモックで遊んでいた子たちも次第に秘密基地づくりに取り掛かり出し、そのうち用意してあった材料もなくなって、その場にある木をつかってみたり、使えるものがないか探しにいってみたり…
すばらしい創造力とすごい集中力とで時間の経過を忘れてしまいそう。

開閉の仕掛けがあるものができあがり誘い合いながらいっしょに遊んだり、ゆったり隠れ家に招待されて寝転がってくつろいだり、親子&お友だち同士で協力してどんどん発展させていって最後にはヘビ(に見立てた枝)を丸ごと吊るして焼く装置ができあがったり!
気がつくと森の中にたのしい秘密基地村がうまれていました。

森で過ごしながら木や葉っぱにたくさん触っているうちに、朽木をほっていきもの探しをする子や、どんぐり帽子を拾い集めだす子がでてきました。


ちいさな遊びがおおきくなって、落ち葉がいろんな子たちの手でどんどん運ばれてきて、出来上がった落ち葉の山にうずまったり飛び込んだりする遊びができあがり!大人もこどもも汚れることなんかおかまいなし!
秘密基地の森にたくさんのたのしそうな笑い声がうまれていました。

いつまでも遊んでいられそうだけど、おしまいの時間はやってきます。
落ち葉シャワーで歓声をあげ、どんな秘密基地ができたのかもういちど最後にみんなでみてまわってから、すっきりした気持ちで森にさよならをしました。

広場にもどっていよいよもりの学舎ようちえんはおしまいの時間です。
最後はインタープリターたちからみんなへのありがとうのメッセージを伝えさせてもらいました。

1年間、全6回のもりの学舎ようちえんで、めぐる季節を感じながら共に過ごした時間は、わたしたちインタープリターにとっても宝物となりました。
そこに森や自然があればたくさんの恵みを受けとり豊かな時間を過ごすことができること、わたしたちが手渡そうとしたことからなにかひとつでも自分の体験として感じてもらえていたらよいな、と願っています。

いっしょにもりであそんでくれてありがとう!
Aコースのおともだちも、Bコースのおともだちも、これからもたくさんおそとであそんでね!
もりのまなびやにもいつでもあそびにきてください。いっしょにあそんだもりはいつでもみんなのことをまっているよ。

もりの学舎ようちえんインタープリター
かあかあ やまちゃん かずくん もりえみ ぐっさん ぐりこ

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