5月1日、庭のヒメウツギの花が満開
よく見ると甲虫がいる。
1匹は緑色だが汚れて見える。体に毛があるのかな?
もう1匹は黒光りして、白っぽい紋がある。
2匹とも小さい。
蝶が来た。
ヒメウツギの花にストローを差し込んで、お食事中。
アカタテハではなくて、ヒメアカタテハだった。
数日前、ヒメウツギが咲き始めたころアカタテハが来ていた。
昨年もアカタテハに会うことができた。
が、ヒメアカタテハとの出会いは初めての気がする。
5月4日午後、沢山の昆虫がレストランヒメウツギにやって来た。
ほとんどが小さな甲虫たちだった。花の中に顔を突っ込んでちっとも出てこない。
アブ、コメツキ、クモなども、ツマグロオオヨコバイや幼虫(青虫)までいる。
あと数日で花のレストランヒメウツギは閉店する。
それまではどうぞお楽しみくださいませ。 (クムクム)
*ヒメアカタテハ:幼虫はハハコグサ、カワラヨモギ、ゴボウなどを食べ、成虫で越冬。
成虫は5~6月頃から出現、晩秋におよぶ。一般に夏以前は個体数が少なく、秋になって個体数を増す。このことは寒冷地では越冬不能で、暖地から毎年移動してくることを示している。地中海地方で大群をなしてアフリカからヨーロッパにむけて海を渡るというが、日本ではこのような現象は知られていない。 分布:日本全土・世界各地
(原色昆虫図鑑 日本百科大事典別冊 小学館)より
ウスバキトンボは海を渡るトンボとして知られていますが、ヒメアカタテハもよく似ていますね。初めて知りました。
あまりじっくり見ていなかった庭の花も、じっくり観察してみるとなかなか面白いですよ。
記事、写真 クムクム@久村
※この記事は外出自粛に伴い、もりの学舎自然学校インタープリターがそれぞれの自宅周辺の自然を紹介しています。