2020年度もりの学舎ようちえんはじまりました。
※もりの学舎ようちえんは「愛知県環境局環境活動推進課」主催事業です。
第1回は新型コロナ感染対策として残念ながら中止となりました。
その代わりとして、おうちで遊びながら森を感じてもらえるように、インタープリターたちがもりの学舎周辺の森から頂いてきてつくったいろいろな樹木の積み木をプレゼントとして届けさせてもらいました。
第2回は皆さまの健康と安全をお守りするために、午前と午後の組に分けて1回の参加人数を少なくし、時間も30分短縮しての実施としました。
第2回目プログラムは「いきものいっぱいみつけよう!」です。
5月11日・12日、もりの学舎ようちえんを待ち望んでいてくれた親子さんたちがもりの学舎にやってきてくれました。
主催者である愛知県環境局環境活動推進課の髙橋さんと亀井さんからご挨拶をいただき、インタープリターたちの自己紹介をさせてもらい、どんなことをするのかお話をして第2回もりの学舎ようちえんスタートです。
まずは森で生き物さがしをしました。
土曜Aコース午前組は雨の森体験となるなど、長引く梅雨に森はかなり潤っていましたが、そんなときだからこその発見もたくさんありました。
森の生き物さがしに役立つのが昆虫トラップです。大きな栗の木にインタプリターたちがあらかじめ仕掛けておきました。よく発酵したバナナとパイナップルの甘酸っぱい香りを鼻に感じながらトラップのなかをみんなで確認すると…
森の昆虫たちがたくさんトラップのなかに来てくれていました。どんな生き物がいたのか1匹ずつ透明カップにいれてその場でちょっと観察してみました。
広場でも生き物さがしをしました。
広場には緑の草がいっぱいで一歩踏み入れるとかくれんぼしているちいさな生き物たちがぴょんぴょん飛び跳ねるのがみえました。気づけば大人もこどももどんどん草をかき分けて生き物さがしに夢中になっていました。
生き物さがしを楽しんだあとは、しっかり手を洗ってから、みつけた生き物がたくさんはいった昆虫ケースを持ってもりの学舎の教室へ。
自分でみつけた生き物たちは特別です。あらためてじっと見てみたくなります。どんな生き物がみつかったのでしょうか。
最後はみつけてきた生き物をじっくり観察する時間です。
インタープリターがみんながみつけてくれた生き物のなかから1種類選び、「頭が三角で、胸が長い四角、お腹がずーっと伸びていってお尻がすこし尖っていて…」と、その特徴を黒板に描いていきます。
形や模様などよく見るとその生き物のことがもっとよくわかります。自分の見つけてきた生き物の形や色、模様などをじっくり観察して絵に描いてみました。
三角形のカマキリの頭、バッタの脚の関節、トンボの翅の骨格や模様、カナブンの複雑な翅の色など、みんな本当によく見て夢中になって生き物の絵を描いてくれました。仲良くなった生き物に名前を付けてくれている子もいました。
あっという間のたのしいもりの学舎ようちえんの時間でした。
生き物たちと触れ合うことを通して森や自然を楽しんでもらいたい。そんなインタープリターたちの気持ちが届いたのではないでしょうか。
第3回は「もりのめぐみでつくろう!」です。また元気いっぱい笑顔のみんなと森に行くことをインタープリターたちはたのしみにしています。
もりの学舎ようちえんインタープリター
かあかあ かずくん やまちゃん ぐっさん ばばりん ぐりこ