みなさんが草むらや森でつかまえたら飼ってみたいと思う生き物は何ですか?
カブトムシ!クワガタ!が多いのかなぁ。
バッタ!カマキリ!かなぁ?
トカゲ!カナヘビ!は、どう?
庭先や畑、ちょっとした草が茂った道でも
ガサガサ!っと素早い動きのトカゲやカナヘビ。
噛みつきそう、暴れる、怖い…と思うよね。
そりゃ生き物達も、捕まらずに食べられずに野生でいるのに必死だろうしね。
でもね、トカゲやカナヘビもよーく観察しているとだんだん可愛く思えるかも。
これはニホンカナヘビ。
何を考えているのかな?
こっちを見ているのかな?
しっかりつかんでなくても、
子供達の手の上でゆったりとして動かないこともあるよ。
ヨシヨシと頭や体を撫でると目をつぶったり。
餌は小さいバッタやクモを3〜5匹、
お腹いっぱいになったら与えても食べなくなるよ。
お腹が空いていたら、餌をあげるとあっという間に飛びついちゃう!
朝は日の当たる場所で日光浴。
暑かったり寒かったりすると、
重なった木の隙間や草むらの中でじっとしている。
それから暖かい春から夏の時期にオスとメスは交尾をして卵を産むよ。
オスはしっぽの付け根に生殖器があるから、メスよりもそこが太いんだって。
よーく見比べてね。
このカナヘビ達の中でも、メスの一匹が4個の卵を産みました。
なかなか野生の卵を見ることはないけど、野原や畑にはこうした生き物達の卵が色んなところに産み付けられてるんだね。
カナヘビの卵は約40日から2ヶ月で孵化(ふか)するんだって。
それまでは狭いプラケースで親に踏みつぶされないように、
別の容器で観察することにするね。
二ヶ月も守ってあげられるか、毎日ドキドキ。
もりの学舎はようやく開館することが出来ました。
またみんなが遊びに来てくれるのを楽しみに待っているよ。
そして休校中にみんながどんな風に過ごしていたか、どんなこと発見したか、
おうちで、庭で、散歩で、公園で、気づいたことなど何でも聞かせてね。
こんな生き物飼ってみたよ〜とかも。
このカナヘビの卵がどうなったかは、またみんなに会えた時に報告するね。
写真・文章 しま@多田
ニホンカナヘビについてはこちら→広島大学デジタル自然史博物館
※この記事は外出自粛をきっかけに始めたもりの学舎自然学校インタープリターの自宅周辺のみぢかな自然紹介です。
※飼ってみたけど飼えなくなったら、捕まえたところにかえしてあげよう。
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