今年も新緑の時期がやって来ましたね。
庭がちょっとした野原だったらいいなあ、適度に野草が生えてくれないかなあ、
ふわふわの土になってくれないかなあ、と期待しているのですが、
何もせずにそうはなりませんよね。
放っておくと庭はタンポポ、オオバコ、スギナなど、
痩せた土にでも喜んで生えるもので覆い尽くされて行きます。

特にスギナなんてようやく暖かくなり始めた春には
ツクシを出してはくれるものの、ツクシの時期が終われば
どんどん根を広げて緑の葉っぱをモサモサと生やして来ますね。
家にいる時間が長いと、普段しないことでもやってみるかと言う気持ちになり、
以前から気になっていたスギナ茶を作ってみることにしました。
スギナには利尿効果があり、傷や皮膚炎にも効くと聞いたことがありまして。
まずスギナを適当に摘み取り、きれいに洗い天日干し、
乾いたスギナを一センチ程に切ってフライパンで炒る。
とてもシンプル。

干しただけのスギナの香りは笑える程…
干草の香りがしました。
匂いをかぐとそれはもう牧場の牛の気分。

ところが少し茶色っぽくなるまで
フライパンで炒ってみると、
ほんのり緑茶に近いような香りさえして来ましたよ。

急須でお茶を入れてみると
ちょっとびっくり、
香ばしい香りと玄米茶に近いような味でした。
いえ、これはあくまでも私個人の感想です。
ご興味がある方、是非この機会に近くで目にしたスギナでスギナ茶を
作って試してみてください。
さて、庭の手入れに戻りま〜す。
文章/写真 しまちゃん@多田
※この記事は外出自粛に伴い、もりの学舎自然学校インタープリターがそれぞれの自宅周辺の自然を紹介しています。
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