こんにちは、タマです。
タマ : 11年前、家のフェンスの外で転がっていたのを、ナニーのママにひしゃくですくわれて、それ以来ナニーの家で暮らす。 大粒なっとうと生クリームが大好きな11才のオスネコ。
みんなさん、お元気ですか。
ボクはとっても元気です。
ボクはとってもいい子だから、今日もおとなしくステイホーム! 🏡。おうちでにゃらにゃら過ごしているニャよ。みんなさんはどうニャ?
ところで、みんなさんは「ミノムシ/蓑虫」って見たことあるニャか?
そうそう、小枝で作ったマントを着て、木の枝にぶら下がってる寒がりさんニャ。
蓑/ミノっていうのは、マントのことニャんだって。
今朝縁側ローカで、お日様にあたってにゃらにゃらしていたら、目の前の植木鉢のバラ🌹の木にいたんニャ。ねっ、ちっちゃな枝の先にとまっているでしょ。
うふふフフ(=^x^=) こんなに暖かくニャっても、ぶ厚いマントは着たままなんね。
暑そうニャ。
まぁ、ボクたちネコだって、すってきな毛皮を着ているニャからね、おんなじニャんだけど~。
ところで、みなさんの中には、ミノムシは木にぶら下がってブラブラしてるだけのお気楽なヤツって思っちゃってる人っていニャいかい?
いいニャよ。
けっこう沢山のみんなさんが、そう思ってるって(=^ェ^=) 実はね、ミノムシだって他のイモ虫たちの様に、ミノの中でちゃんとふつうに生きているんよね。
歩くことも出来るんよ。
ほらね!さっきの枝の先からこんな下まで歩いて来ちゃってるんよ。よーく見ると、枝につかまってる小さ _な足も見えるニャね。
ごはんはね、バラの新芽ニャ。ミノから頭を出して、一生懸命食べているニャよ。 バラってね、とってもおいしいらしくって、虫たちにとっても人気なんよ。たっく山の虫たちがバラの木には暮らしているんニャ。
ミノムシも美味しいバラの葉っぱが大好きなんね。
ボクがジッとかんさつしてたら、ナニーに見つかっちゃったんよね。
ナニーが見やすい様におうちの中に連れて来てくれたニャ。
ミノムシってこんなすがたをしていたんニャね。
初めて見たニャよ、ボクは。
周りの白いところは、体から出した糸に木のくずを付けてあって、キケンな時には、中にかくれてフタをとじられるようになってるんニャ。
便利ニャよね。
ミノムシはこの便利なミノの中でサナギになって、羽化をして出てくるんよ。
そうニャ、みんなさんは、ミノムシってどんな大人の虫になるか知ってる?
あのね、オオミノガとかチャミノガっていう、とっても地味なガになるんだって!
ボクはまだ見たことないニャ。
さぁ、じっくり見て仲良くなったからね、そろそろお外に帰してあげるニャよ。
その前に、ニコも見るニャか?
弟の「ニコ」ニャ。あんまし仲良くなりたいってお顔はしてニャいニャね。
この後ナニーはミノムシを、うら山のサクラの木にとまらせてあげたニャよ。
サクラとバラはしんせきだからミノムシもきっと気に入ってくれるってサ。
みんなさんもお外でミノムシに会ったら、じっくりじっくり、時間をかけて見てみて欲しいニャよ、ボクは。じゃぁ、またね🐾
文章/写真 ナニー@原田
※この記事は外出自粛に伴い、もりの学舎自然学校インタープリターがそれぞれの自宅周辺の自然を紹介しています。